社畜から猫下僕へ転生した件

世界一かわいい兄妹の保護猫を溺愛するだけのブログです。

わが子との出会い④ 〜もしFIPになってしまったら?〜

こんばんは。

トイレを掃除した瞬間、もう片方の猫様がすかさずおトイレするのですが「キレイにしたから使ってくれた」と嬉しくなってしまう、躾がよくできた下僕・さくさんです。

猫様が喜んでくれるので、トイレ掃除するたびに幸せを噛み締めています\(^o^)/

f:id:noid69:20210609005504j:plain最近何故か、トイレの上が人気スポットと化してます。笑

【前回のあらすじ】

一目惚れした美形兄弟とお見合いすべく、保護主団体さんへ参上した下僕一家。

そこでは、猫ちゃんの幸せが第一!代表のTさんの深い猫愛トークが炸裂していた!

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▼恐ろしい病気 「FIP」  

たくさんの猫ちゃんに囲まれモフモフし放題、お膝では可愛い猫ちゃんがお昼寝中と完全骨抜き状態となった下僕。

そこへ、Tさんがこう切り出してきました。

 

Tさん「ところで、FIPって病気はご存知ですか?」 

 

…FIPってなんぞや?

 

お恥ずかしながら、ずっと猫好きと公言していたくせにFIPと言う病気を知らずにおりました。(鬼社畜モードで暮らしてたので、いろんなものがすっぽ抜けてるのもあり…)

 

FIP(猫伝染性腹膜炎

猫が持ってる猫コロナウイルスが突然変異することにより引き起こされる致命的なウイルス性疾患。確立してる治療法がなく、致死率はほぼ100%と言われている。

 

身体の弱い子猫ほど発症しやすく、速い時は診断後、数日〜数週間で亡くなってしまうことも少なくない。

 

▼詳しくはこちらも

「猫伝染性腹膜炎(FIP)」ってどんな病気? | 猫との暮らし大百科

  

聞けば聞くほど恐ろしい…  

 

「不治の病」と言われていますが、どうやら抜け道として中国の会社が販売しているMUTIANという薬(国内では未承認)がよく治療に用いられているようです。

(様々な情報や事情があるみたいですので、このあたりは各個人でよく調べてくださいませ…)

 

Tさん「その薬がとっても高額で、完治するまでの1〜2ヶ月で100〜200万円かかるんですよ」

 

エッ…!? エゲツない金額や…

 

Tさん「今まで数百匹お世話してきましたが、この前うちでも初めてFIPが発生して、数匹の子猫がかかってしまったんです…」

 

なんという苦しい状況でしょうか。

保護したばかりの子猫たちが、あっという間に衰弱していく姿は本当に猫が好きなほど耐えられない状況です。

保護猫活動は、病院代からエサ代からと本当にスゴいお金がかかります。今いる猫ちゃん30匹を養うだけでも相当な金額だと想像に容易いことです。 

どんなに猫を愛していようとも、さすがに最近保護したばかりの子猫を助けるために数百万円を投入できる人なんて存在しな…

 

Tさん「薬で治療したら、何匹かは助けることができました」

 

あなたは神か。

 

Tさん「私達で保護して引き取ってきた以上、見捨てることは出来ないからねぇ」

 

…スゴすぎる

 

保護猫活動する上での責任感と覚悟がレベル違いです。

 

「猫を幸せにしたい」と思っている人はたくさんいますが、ここまで有言実行できる人はどれだけいるでしょうか。

感動と衝撃が下僕を襲いました。

 

そして、Tさんはこう尋ねました。

 

Tさん「万が一、この兄妹をお迎えした後にFIPになってしまった時も、ちゃんと治療させてあげられますか?」

 

ドキッ!

 

もちろん、猫の一生涯で200〜300万円(1匹)かかることは理解してたけど、そんな短期間でかかるのは想定できていません。

 

2匹だと一気に400万円の出費か… 

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例えば、ずっと飼っていた猫ちゃんがFIPになったら…?何としてでもお金を工面するだろう。

でも、たとえばこの子達が里子に来て、たった1ヶ月でFIPになってしまったら…?

 

むむむ…

 

もちろん、猫も誰も悪くない。FIPという病気自体が悪いのだと頭でわかっていても、ちょっと躊躇してしまう自分がいました。

猫のために幸せな生活を全力で提供することは当たり前だと思っていたけど、その金額はなかなかだぞ、と。

 

▼お金か、命か、

FIPが恐ろしいのは病状だけでなく、飼い主の金銭面や精神面を直撃することなのだと思いました。

可愛がっていた猫の命をどんなに救いたいと願っていても、自分が大金を用意できなければ死んでしまうのです。

 

これは本当にキツイ…

 

お金があれば助かる命。お金がないから助からない命。

 

どれだけ飼い猫を大切にしていたも、すぐ数百万円用意できるかは各家庭の懐事情によって難易度が異なります。猫以外にも生活するにはお金は必要ですし、人によっては家族を養っていたり、子供の学費が必要だったりします。

(ましてや、今はコロナ不況です。いままで生活に問題なかった人でも、状況が変わり経済的に余裕がなくなっていることだってあるでしょう)

 

好きだけでばどうにもならない現実です。

 

最近では、自分のできる限りをやり尽くし、藁をもすがる思いでクラウドファンディングに挑戦して支援者に助けてもらうという方法もよく見かけます。人の優しさ、助け合いの素晴らしさを感じます。

ただ難しいのはクラウドファンディングの特性上、目標金額が達成できなかった場合は1円も入らないという部分があります。

 

もし自分がその立場になったら、どう考えるか?

飼い猫の命を「人からの善意(お金)をもらえるかどうか」に委ねていいのか?

 

私は、この兄妹の里親になる以上、自分ができることは何でもしてあげたい。

 

もしもお金が足りない時は、そのあと頑張って働けばいいだけじゃん。

 

(いま無職だけどね!下僕は、くろみつ様しらたま様のためなら腎臓を売ってでもどうにか工面しますのでご安心ください\(^o^)/)

 

私はTさんに、「そのあたり、何とかします」と力強く、小声で回答した。

 

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これ以上、悲しい思いをする飼い主さんが増えないよう、早く適正価格の治療法が確立するのを心から願います。

 

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